5月11日 パン屋・お菓子屋巡りの様子
お店が多く閉まる月曜日を避けるため、Y.K様のパン屋巡りは3日間の研修を終えたパリ滞在6日目の実施となりました。
皮むき、芯抜き、スライスが一度に出来るリンゴの皮むき器、ペル・ポンムを買い求めたいと希望されたY.K様のために
まずは滞在先近くの料理道具店にペル・ポンムを探しに行きました。
研修で使用したのはプロ向けのペル・ポンムで、専門の代理店でしか取り扱っておらず、値段は200ユーロ近くします。
一般向けの料理道具店にあったのは、家庭用で値段も17ユーロ弱のペル・ポンム。
ちゃんと使えるのかどうか、店員さんに試しにリンゴの皮を剥いて見せてもらえないか頼んでみました。
生憎、昨日のデモンストレーションでリンゴを全部使ってしまったとのこと。
店員さんが、自分でリンゴを買って持ち込んだらペル・ポンムを試して見せてくれると言ってくれたので、近くにあったスーパーでリンゴを買ってお店に戻りました。
店員さんはすぐにリンゴをセットし、ベル・ポンムを試してくれました。
研修で使ったペル・ポンムは、リンゴをセットしてロックしたら後は取っ手を回すだけ。でも、こちらのペル・ポンムは、リンゴをセットした後に皮を剥く部分も手で調整してセットしなければなりません。結果ですが、固定した皮むき部分が深すぎて、最後までリンゴの皮を剥くことが出来ませんでした。上手にリンゴをセットする必要があるようです。
ペル・ポンム探しは一旦中断し、パン屋巡りに出発。Y.K様が最初に訪れたのは、バスティーユからほど近い
アラン・デュカスのチョコレート屋さん、マニュファクチュール(Manufacture)です。
工房と名付けられたその名前の通り、このブティックでは併設された工房で職人がカカオ豆から焙煎し、チョコレートそのものから作っています。ブティックのインテリアも、洗練されたインダストリアルなデザインです。東京の日本橋に3月にオープンしたばかりのル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房も、2013年にオープンした、このル・ショコラ・アラン・デュカス・パリ工房を原点にしています。
店員さんの説明を聞きながら、Y.K様はチョコレート・バーやヘーゼルナッツとプラリネの入ったブラック・チョコレートのタルティーヌ(チョコレート・スプレッド)、チョコレートの詰め合わせなどをお土産に選ばれていました。
チョコレートの香り一杯のブティックを後にし、次に向かったのはヴォージュ広場です。
お天気に恵まれた爽やかな日で、公園にはたくさんの人が芝生に座ったり寝転んだり思い思いに降り注ぐ太陽を楽しんでいます。
赤レンガの美しい建物に囲まれたヴォージュ広場の公園を通り抜け、回廊型になっている周囲の建物の一角に入っている
高級サロン・ド・テ、カレット(Carrete)に立ち寄って、お菓子のショウケースを覗かせてもらいました。
ケースには色とりどりの美しいお菓子が並んでいます。カレットは16区のトロカデロに本店を持つ歴史あるサロン・ド・テですが、店員さんの話では、エクレアやミルフィーユ、モンブラン、マカロンなどが特に人気があるそうです。
Y.K様が気に入られたのは、小さな一口サイズに作られたプティ・フール。オペラやモンブラン、タルト、エクレアなどが一口サイズに小さく作られているのですが、その完成度の高さに目を奪われます。
ヴォージュ広場を後にしてテュレンヌ通りからブルトン通りに入り、次にY.K様が立ち寄ったのは
パンの老舗ポアラーヌ(Poilâne)です。
店員さんにポアラーヌの人気のクッキー、ピュニション(Punition)の試食をさせてもらい、お仕置きと付けられたその名前の由来を教えてもらったり、丸パンのミッシュ(Miche)を試食をさせてもらったりしました。Y.K様が前回、ご友人とフランスを訪れた際にとても美味しいジャムに出会い、お土産に探し求めたけれど見つからなかったジャムがあったそうなのですが、そのジャムが、なんと、ポアラーヌにありました!店員さんの説明では、ポアラーヌのジャムは全て手作り。
フルーツの量を多くして砂糖は控えめにして作るので、フルーツの味の濃い美味しいジャムに仕上がるのだそうです。
パンやクッキーと共に、Y.K様はジャムもお土産にされていました。
ポアラーヌを出てから更にブルトン通りを進み、アンファン・ルージュ市場に到着。
ここは、マレ地区にある屋根のかかった常設市場ですが、モロッコ料理やハンバーガー、オイスター・バー、日本食の定食屋
オーガニックのお総菜や軽食のスタンドが集まっています。
手軽においしいお昼が食べられるのため、市場の買い物客の他にも、毎日たくさんの地元の人や旅行者がお昼を食べに来ます。
ここでお昼にY.K様が選んだのはフランス産チーズ。チーズがお好きだというY.K様のために、店員さんに頼んで4種類のチーズを取り合わせてもらい、赤ワイン1杯と半分のフランスパンが付いた試食用のチーズ・プレートを作ってもらいました。
店員さんが選んだチーズは、ブルゴーニュ地方のトリュフ入りブリア・サヴァラン(Brillat-Savarin)、フランシュ=コンテ地方の殺菌していない牛乳で作られたコンテ(Comté)、サヴォア地方のヤギの乳から作られるトム・ドゥ・シェーブル(Tomme de Chèvre)、そしてバスク地方の羊の乳から作られるオッソ・イラティ―(Ossau Iraty)です。この4つのチーズの中で、Y.K様が一番気に入られたのは、トリュフ入りブリア・サヴァランだそうです。
お昼を食べに来る人でどんどん賑わっていく市場を眺めながら、チーズ屋さんのショウケースの脇に置いた小さな試食用テーブルでの昼食となりました。
昼食後は、マレ地区を後にしてモンマルトルへ。メトロ12番線のアベス駅を出て向かったのは、ジル・マルシャルのお店です。
丁度、お店に商談に来ていたジル・マルシャル本人を見かけることも出来ました。
Y.K様は、モンマルトルを散策してからお菓子を受け取ることにし、店員さんに選んだお菓子の買い置きをお願いされました。
時間となったため、パン屋巡りはここで終了です。
パリの街の歩き方にも慣れたY.K様は、ここからはお一人でモンマルトル散策を続けることに。
きっと春の素敵なモンマルトルを、たくさん楽しまれたことと思います。
報告:ブルドーまり子
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